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レモン哀歌の碑 [街歩き]


前回の『ゼームス坂』途中のドラッグストアからJR線路方向へ道を50m程入ると右手に高村智恵子の記念碑「レモン哀歌の碑」があります。

○レモンの碑-1.jpg

ここは詩集「智恵子抄」で有名な高村光太郎の妻、智恵子の終焉の地です。
高村光太郎は彫刻家、高村光雲の長男として東京で生まれ彫刻家、詩人として活躍しました。その妻智恵子は福島県二本松の裕福な造り酒屋の長女として生まれ、日本女子大学卒業後、絵画を学ぶうち光太郎と知り合い大正13年(1914年)に結婚しました。
智恵子は父の死や実家の没落などで次第に精神を病むようになり、光太郎は看病に専念しましたが病状は進む一方で昭和10年(1935年)にはゼームス坂病院に入院し3年後に52歳の生涯を終えました。
ゼームス坂病院は戦後間もなく取り壊されてしまいましたが1938年智恵子が亡くなる数時間前にレモンを口に含んだ時の様子が光太郎の詩『レモン哀歌』に見事に描かれています。

○レモンの碑ー2.jpg
石碑は、高さ150㎝で推定される智恵子の背丈に合わせたと銘板にあります。

○レモンの碑ー銘板.jpg
石碑足元の銘板









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mimimomo

おはようございます^^
ちょっと散歩するといろんな歴史に出会えますね。
智恵子終焉の地がそんな所にあるとは知りませんでした。
高村光太郎と言うと安達太良山を思い出します。
by mimimomo (2015-12-16 07:04) 

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